Diary/2008-12-6
続・ハーマンモデル
そういえば,ハーマンモデルの話の後に,
コミュニケーションスキルの高い人達の会話について
EPの先生が話してくださった.
EPの先生が言うには,コミュニケーションスキルの高い人達は
議論に争点が生じると,思考プロセスをお互いに開示して,
争点の原点に立ち帰って議論をするらしい.
そうすることで生産性の高い議論ができるという.
うまい例が思いつかないが,
たとえば,ある夫婦にお土産を持っていく算段をしていて,
Aさんはケーキを,Bさんは花をもっていくことを提案したとする.
それぞれのメリット/デメリットを挙げていく場合,
ケーキは,美味しいよね. 花は,綺麗だよね. あの奧さんはケーキに目がない あの旦那さんは,ダイエットをはじめたからケーキは良くないんじゃない ...
のような感じで,議論が発散してしまう可能性がある.
もっとも,これは意図して発散させてはいるが.
一方,思考プロセスをお互いに開示すると,
あの奧さんはケーキに目がないから,ケーキがいい あの旦那さんはダイエットをはじめたから食品以外で花がいい
で,争点が奧さんか旦那さんのどちらにより喜んで欲しいかという,
争点なのかはっきりとするっていうことなのかなあ.