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Diary/2004-5-9

川崎の家を

完全にひきはらいました。
管理会社の人との待ち合わせより少し早く着いたので、最後に掃除。
何もなくてがらんとした部屋なのに、
そこで暮らした生活が思い起こされ、なんだか感傷的に。
あらためて、周辺を散歩してみたり。
周囲の環境は静かでのどかでよかったんだけどね〜

奇跡の人

脳死直前だった人が、奇跡的に回復、記憶は回復しないものの
リハビリの末、退院し、自分の生活を。
でもやっぱり、昔の記憶を取り戻したいと願い、
自分探しをするのだが...という話。
退院後である現在と、母親の日記というかたちで綴られる、入院時の話。
交互にくりかえされるため、
なんだかより集中して読まされた感じ。
親の愛や、友人の愛、隣人の愛などという字面で直接書くと
とても恥ずかしいようなものを感じるとともに、
不条理さや、どうにもならない悔しさ、情けなさなんかも感じます。
でも私は、結局最後まで主人公に共感することはできませんでした。