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Diary/2003-2-14

卒研のハンコを

貰うときに二つ三つ質問されたりするという話を聞いていたのですが、
通っているキャンパスの都合上
ほとんど関係のない分野の先生への提出だったためか、
「修士はいくの?」と聞かれただけ...
ちょっと拍子抜けしましたが、ハンコもらえたので何よりです。

平和

食事をとったり、平安な場所で睡眠をとったりできる。
そんな場所に暮らしていて、生活のために身を削って働く必要もなく
大学に通わせてもらって、研究ができる...
そういうことのできる大きな幸せをここ最近、忘れていたように思う。
世界の国に目をやると、
そこには同じような幸せを亨受している人ばかりが
住んでいるわけではない。
以前、先生の知りあいで、とても優秀な留学生の方が、
祖国の内紛で命を落したという話を聞いた。
「戦争を知らない子供達」の一人である僕は
その実際を想像するには、知識に頼る必要があり、
正確な意味で、それを理解することはできない。
しかし、そんな僕にも、やれる事はないだろうか。
何ができるのか、またその事に全力を投じられるのか。
自分に疑問を発してみるものの、決定的な解は得ることができない。
今僕にできることは、身近な人を精一杯愛し、そして愛されること。
さらには、その輪を広げていくということかもしれない。
上手く言葉にできないが、仮眠中にふと魘された夢に、
そんなことを考えさせられ、また焦らされた。