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Diary/2003-1-3

日輪の遺産

浅田二郎さんの小説です。
終戦間際に、将来の日本を案じ、再起のための財宝を守るべく
画策する軍人達と、そんな運命に翻弄される女学生たち。
軍人さんの死亡間際に、そんな手記をうけとってしまう二人が、
財宝を主題に推理を深めていくのと並行して
当時のドラマ模様が描かれています。
フィクションだとは思うのですが、よくできた話で、
結構なよみごたえでした。
われわれは、遺産として何をうけとり、
そして、その遺産に対して、何か応えることができているだろうか、
ということを考えさせられます。
小説としては、登場人物の性格のバラバラさが非常におもしろく、
また、登場人物の一人については、
その描写から、ずっとだまされてしまったりも...

高校剣道部の

飲み会でした。