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Diary/2023-12

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2023年の振り返り
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2023-12-31

2023年の振り返り

2023年の目標はDiary/2023-1-1によると,

今年は,初心を忘れないような年にしたいな.
やってみたいな,うれしいな,くやしいな,とか,いろいろ.
惰性に身をまかせないように.

だった.振り返ってみると,いろいろなことに追われていて,
それらには応えられたとは思うものの,
自分自身の主体的な活動はできなかったかな,と.

1月

わたわたと石川への出張からはじまった.
2022年度の〆に向けて忙しくしてたころ,のはず.
まだACRiルーム室長やってたのか.

2月

出張で熊本に行って久しぶりに中学剣道部の皆に会ったり,懐しい道を歩いたり,と,
年度末で忙しいながらも,のんびりもしてた.
琉球大学訪問したなあ...忘れてた.

3月

年度末の納品に向けて,あれやこれやの作業.
N社で新しい仕事を引き受けたのものこの頃.
ACRiルーム室長を引退して,月末は,米国西海岸とバンクーバ付近に出張.
関連企業の見学とかASPLOS参加とか,とても楽しかった.
段々,Generative AIの話一色,という雰囲気が強まっていった.
出張に行ってる間に,無事に国産量子コンピュータ一号機の稼働がはじまって一安心.

4月

年度明けて,時間ができたようなそうでもないような,
なんだか米国出張明けの時差ボケがなおらないような,という,ひと月だった.
国立博物館の東福寺展に行ったのか.いろいろと圧倒されたなあ.

5月

振り返ってみると,デルフィーヌ・ド・ビガンの小説に出会ったのか.
あと,まだまだ年度初めというのんびりした空気感の中で知識のアップデートをしてた模様.
「コンピュータネットワーク」「データ試行プログラム」を読んだか.
あと手持ちのGPU使った stable-diffusion 環境を Web UI版に以降してみたり,
Cologne ChipのGateMate FPGAを使ってみたり,と,あれこれちょこちょこ,と.
Monocleは,まだあまり遊べてないな.
ISMVLでキーノートスピーカとして発表させてもらったのも,この月.

6月

ThinkPad X13 Gen4を購入.2019年に買ったX390からのアップデート.
当初は Windows11 + WSL2 で使う予定だったけど,今では,Ubuntu メインでの運用だなあ.
久しぶりに東工大博士課程時代の人達と飲み会したのも,この月だったか.
ISCAの聴講に行けたのは楽しかった....とか行ってないで投稿しないとだよな.

7月

第二級陸上特殊無線技士の試験を受けて,免許を取得した.
イオントラップ向けの実験に関わりはじめたのも,この頃からだったか.
あまり記憶に残ってない,ひと月.

8月

科学技術館いったり,皇居付近を散歩したり.
あれやこれやの対応に追われたり,ちょこちょこ発表準備とかはしてたけど,
この月もあまり記憶に残ってない.
それでもQuantum Weekのポスタ原稿を書いて投稿できたのは,よかった.

9月

金沢のDAシンポジウム,スウェーデンのFPL,北海道のMSミーティング,シアトルのQuantum Weekと連続出張.
FPLでは,併設ワークショップのFPGA4QCで発表できて,いい経験になった.
とても楽しかったけど帰国後に発熱してダウン.
市販の(認証済み)検査キットによるとCOVID-19でもインフルエンザでもなかった...なんだったんだろう.
連続出張は大変だったけど,刺激を受けられてモチベーションアップ...だったはず.

10月

そろそろ,あれやこれや抱えている仕事のアウトプットが気になりはじめたころ.
なるべく開発の時間を作るようにした...はず.
久しぶりに商業誌に技術記事(とある製品の宣伝記事)を執筆した.
また,開発用のPCをCore i7-7700からCore i9-13900にアップデート.
LLVMのビルドが,約3倍近く高速になってだいぶ幸せに.

11月

阪大に行ったりデザインガイアに行ったり,やっぱり出張続き.
月末は,理研RCSSへの出張がてら,近所の兵庫県立大の分散コンピュータ博物館の見学.
往年の「世界一」を取ったコンピュータを目にして,なんだか震い立たされるような気持ち.
肩コリに効くという噂を聞いて,Switch の Fit Boxing 2 をはじめたのはこの月.
...筋肉痛が辛い.
LLVM絡みのお仕事で,やっと進捗がだせてよかった.

12月

あれこれ作業の時間がとれたようなとれてなかったような...
月の真ん中はFPT2023.ワークショップチェアとして運営側で参加.
前回や前々回よりはだいぶ省エネでコンパクトな運営だったかな.
高位合成処理系関係の発表聞いて,やっぱりそれ好きだわー,と思った.
月末は,阪大での国産3号機の量子コンピュータの公開.
無事に終えられてよかったね,と思いつつ,
お祭り雰囲気に当てられてしまったなという気持ち.

2023-12-25

「やりがいのある仕事という幻想」

やりがいのある仕事という幻想を読んだ.
生存者が書いてるから当たり前なのだけど,生存者バイアスかかってるなーという気もする.
という前提を踏まえて,タイトルに関連するところでは,
「やりがいっていうのを仕事に求めること」が擦り込みですよ,というあたりに納得.
面白いことを待っててもだめ,検索してもでてくるものじゃない,とか,
立場に対する尊敬は給与でもらっているから,それ以上に偉ぶるようなものではない,とか,
挙げるとキリがないけど,なんとなく感じていたことを言語化されていて,なるほどなあ,と.
この本,しっくりくる人とこない人がいるだろうなあ...他に読んだ人と話してみたいな.

2023-12-24

こまごまと

先週できなかったことをあれこれと.

2023-12-22

阪大量子コンピュータ公開

大阪大学に設置した超伝導量子コンピュータ国産3号機の クラウドサービスを開始
公開された.

2023-12-20

写真撮影

朝から大学に集まって,とある写真撮影.

2023-12-18

FortiClient

Linux版の7.2.2のCUIモードが,とても便利.

接続先の作成

forticlient vpn edit コネクション名

接続するとき

forticlient vpn connect コネクション名 -u ユーザ名 --password

ステータス確認

forticlient vpn status

切断

forticlient vpn disconnect

ちなみに,生活環境のネットワークから直接VPNはるのがいやだったのでVMから接続しようとしたのだけど,
VMWare上のVMだとすぐ接続が切れてしまったので,VirtualBox上のVM作って接続.
...さて,これで仕事がはかどる,はず.

VMWare 16.2.5/Ubuntu 22.04

毎回忘れてしまう.

cf. https://communities.vmware.com/t5/VMware-Workstation-Pro/VMware-16-2-3-not-working-on-Ubuntu-22-04-LTS/td-p/2905535

cd /tmp/
git clone https://github.com/mkubecek/vmware-host-modules
cd vmware-host-modules
git checkout workstation-16.2.5
make
tar -cf vmnet.tar vmnet-only
tar -cf vmmon.tar vmmon-only
sudo mv vmnet.tar /usr/lib/vmware/modules/source/
sudo mv vmmon.tar /usr/lib/vmware/modules/source/
sudo vmware-modconfig --console --install-all

これで,ことなきを得た.

2023-12-17

QuickLogicで

遊んでみようと思ったけど,ダメだった.

メモ


セットアップ

chmod 755 Symbiflow-v1.3.2.gz.run
export INSTALL_DIR=/home/miyo/tools/Symbiflow/
bash Symbiflow-v1.3.2.gz.run

サンプル

export INSTALL_DIR=/home/miyo/tools/Symbiflow
export PATH=$INSTALL_DIR/quicklogic-arch-defs/bin:$INSTALL_DIR/quicklogic-arch-defs/bin/python:$PATH
source $INSTALL_DIR/conda/etc/profile.d/conda.sh
conda activate

でサンプルをビルドしてみる

cd $INSTALL_DIR/quicklogic-arch-defs/tests/counter_16bit
ql_symbiflow -synth -d ql-eos-s3 -t top -v counter_16bit.v -p chandalar.pcf -P PD64

やってみると,↓とかいってエラー.

ERROR: TCL interpreter returned an error: Yosys command produced an error
make: *** [Makefile.symbiflow:20: build/top.eblif] Error 1

ログ(build/top.log)をみてみると,

4. Executing SYNTH_QUICKLOGIC pass.
ERROR: Can't open input file `/home/miyo/tools/Symbiflow/conda/bin/../share/quicklogic/cells_sim.v' for reading: No such file or directory

といって怒られてる.
symbiflow_synthを手でたたいてみる.

cd build
symbiflow_synth -t top -v ../counter_16bit.v   -d ql-eos-s3_wlcsp -p counter_16bit/chandalar.pcf -P PD64

同じように,
4. Executing SYNTH_QUICKLOGIC pass.

ERROR: Can't open input file `/home/miyo/tools/Symbiflow/conda/bin/../share/quicklogic/cells_sim.v' for reading: No such file or directory

なるエラー.そもそも /home/miyo/tools/Symbiflow/conda/bin/../share/quicklogic/ がない.
おそらく,$INSTALL_DIR/quicklogic-arch-defs/share 以下の,

$INSTALL_DIR/quicklogic-arch-defs/share/techmaps/quicklogic/pp3/techmap/cells_sim.v

か,

$INSTALL_DIR/conda/share/yosys/quicklogic/cells_sim.v

を参照して欲しいんだろうな,と思う.

$INSTALL_DIR/quicklogic-arch-defs/bin/symbiflow_synth

とかみてみると,

MYPATH=`realpath $0`
MYPATH=`dirname ${MYPATH}`

export TECHMAP_PATH=`realpath ${MYPATH}/../share/techmaps/quicklogic/pp3/techmap`

というところがある.試しにset -xを追加してみると

+ MYPATH=/home/miyo/tools/Symbiflow/quicklogic-arch-defs/bin

と表示されるので,ここまでは問題なさそう.
というか,実行ログの上の方には,

2. Executing Verilog-2005 frontend: /home/miyo/tools/Symbiflow/quicklogic-arch-defs/share/techmaps/quicklogic/pp3/techmap/cells_sim.v
Parsing Verilog input from `/home/miyo/tools/Symbiflow/quicklogic-arch-defs/share/techmaps/quicklogic/pp3/techmap/cells_sim.v' to AST representation.
...
Successfully finished Verilog frontend.

ってでてるな.
プログラムの実行文は,

+ yosys -p 'tcl /home/miyo/tools/Symbiflow/quicklogic-arch-defs/share/quicklogic/synth.tcl' -l top_synth.log ../counter_16bit.v

なのだけど,

read_verilog -lib $::env(TECHMAP_PATH)/cells_sim.v

は,問題ない,ということ.で,問題は,

synth_quicklogic -family pp3 

の中にあるのだけど,これは,簡単には手が出せそうにないなあ.
とりあえず,

ln -s /home/miyo/tools/Symbiflow/conda/share/yosys/quicklogic /home/miyo/tools/Symbiflow/conda/share/

して,先にすすめてみた.
今度は,

ERROR: Can't open input file `/home/miyo/tools/Symbiflow/conda/bin/../share/cmp2lut.v' for reading: No such file or directory

cmp2lut.vは,/home/miyo/tools/Symbiflow/conda/bin/../share/yosys にある.
うーん,yosysは,/home/miyo/tools/Symbiflow/conda/bin/../share じゃなくて /home/miyo/tools/Symbiflow/conda/bin/../share/yosys をみるべきなんじゃないかな.
すごく納得いかないけど,

ln -s /home/miyo/tools/Symbiflow/conda/share/yosys/*.v /home/miyo/tools/Symbiflow/conda/share/

として再度挑戦.

ERROR: Can't load module `./get_count': /home/miyo/tools/Symbiflow/conda/bin/../share/plugins/get_count.so: cannot open shared object file: No such file or directory

get_count.soは,/home/miyo/tools/Symbiflow/conda/share/yosys/plugins/get_count.soにある.
参照先のルートがずれてる,で間違いなさそう.これも納得いかないけど,

ln -s /home/miyo/tools/Symbiflow/conda/share/yosys/plugins /home/miyo/tools/Symbiflow/conda/share/

して再度挑戦.

ERROR: Can't load module `./ql-iob': /home/miyo/tools/Symbiflow/conda/bin/../share/plugins/ql-iob.so: undefined symbol: _ZN5Yosys5RTLIL4Cell8setParamENS0_8IdStringENS0_5ConstE

あ,もうダメだ,これ.

自分でビルドする

https://github.com/QuickLogic-Corp/quicklogic-fpga-toolchain をやってみる.

sudo apt install tcl-dev libreadline-dev # for my environment
git clone https://github.com/QuickLogic-Corp/yosys.git -b quicklogic-rebased quicklogic-yosys
cd quicklogic-yosys
make config-gcc
make install PREFIX='specify installation path'

途中でエラーがあったので,ちょっと修正.

diff --git a/passes/sat/freduce.cc b/passes/sat/freduce.cc
index 5dfd7bd3f..4ac97f852 100644
--- a/passes/sat/freduce.cc
+++ b/passes/sat/freduce.cc
@@ -27,6 +27,7 @@
 #include <stdio.h>
 #include <string.h>
 #include <algorithm>
+#include <limits>
 
 USING_YOSYS_NAMESPACE
 PRIVATE_NAMESPACE_BEGIN

で,次と思ったら,https://github.com/QuickLogic-Corp/yosys-symbiflow-plugins ないじゃん...

2023-12-16

読書

同潤会代官山アパートメント.喫茶店で目に留まったのを図書館で借りて.
あたたかく,生々しく,はらはらと.映像として情景が目に浮かぶような小説だった.
調べてみたら本当にあったアパートなのね.
読み終わったあとに表紙から開いてみたら,人物相関図があった...読む前に気づかなくてよかったなあ.

2023-12-14

FPT(4)

QuickLogicの招待講演.
オープンソースでFPGA開発を推進する,っていう話.
MVP, open source, automate,っていうキーワードは分かりやすいな,と.



午後は Intel さんのチュートリアル.DLACすごいなあ.

2023-12-13

FPT(3)

本会議とバンケット.


本会議では,HLS向けのダイナミックスケジュールの話は面白かったなあ.

2023-12-12

FPT(2)

本会議のはじまり.レセプション.

2023-12-11

FPT(1)

前哨戦的に AMD さんのチュートリアル.
本会議の会場とは違う場所での開催だったので不安だったけど40名近く参加してくれてよかった.
夜は,招待講演者ほか偉い人の食事会にさそってもらってディナー.

2023-12-9

シンポジウム

量子コンピューティング技術シンポジウム2023によんでもらったので話してきた.
全体的にアプリレイヤだったので,すごくアウェイ感があった...

2023-12-1

気づいたら

12月...今年最後のひと月.
このままずるずると年度末を迎えることにならないように,
ここがんばりどき.多分.