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Diary/2006-8-18

オリバーツイスト

映画
「幸福を求める無垢な少年の話」というふれこみの
ディケンズの同名の小説が原作の映画.
人々が,無垢な少年である主人公に出会うことで,優しい気持ちを呼び起こす.
しかし,そうではない人によって返って不幸になってしまうことも.
そんなとても悲しい映画.
最後の方,オリバーの兄貴分の行動のシーンに思わずほろっとしてしまった.
少年の幸福を追い求める姿勢には共感もできるし,強さも感じられるが,
ある一面では,恩を仇で返すようにも見えてしまう.
局所最適解から真の最適解へ踏み出す際には,犠牲を伴うのだろうか.
しかたないと思うし,当然だとも思うけど,もう少し葛藤があってもよかったような.
そういう意味では話の展開に疑問が多く残ったまま終わってしまった.
映画の色調や雰囲気は,特に音楽が,かなり好き.

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